2026年8月07日
歯科医療の価値は、当日ではなく「10年後、20年後の予後」で決まると考えています。

画像は、40代女性の症例です。
根の先から多量の膿が止まらず、通常のレントゲンには写りきらないほど巨大な病変が奥歯に確認できる状態で来院されました。通常は抜歯、もしくは手術という診断になることも決して間違いではないレベルでした。
抜歯のリスクもご理解いただいた上で当院にて根管治療を行い、1年後には骨が再生。15年経過後は更にしっかり骨が硬く緻密になって安定していることがリコール時に確認できました。
治療したのは15年前ですが、基本的な考え方は当時も今も同じです。人間の歯の根の形はおばあちゃんも私もお孫さんも変わりません。今後も同じです。
何が言いたいかというと、
つまり、最新型のどんな器具機械を使おうとも悪い歯を治す基本的な術式や考え方は今も昔も同じで、とてもシンプルです。そしてそのことをちゃんと理解していないと悪くなった歯は治せないのです。我々は大きな病変に躊躇せずやるべき基本的なことをとことんやるのみです。そうすることで体は自然と治っていくのです。マイクロスコープ、CT、ニッケルチタンファイルetc…
当院最先端の器具機械は全て装備していますが、これが主役ではありません。最新は必ずしも最善とは限りません。何の分野でもそうでしょう。
どうしたら治るのか、なぜこうなったのか、まずはレントゲンを1枚撮ってこれまでの経緯をお聞かせください。
そして患者様は15年が経過した現在も、何ら問題なく、ご自身の歯で噛み続けておられます。
「もう抜くしかない」と宣告された方へ。
その歯を守れる可能性は、まだゼロではないかもしれません。
私たちは流行や短期的な見た目ではなく、10年、20年という「時の経過」に耐えうる臨床結果のみを信じています。
治療期間6ヶ月(経過観察含む) 10年目に被せものをやり直ししました。
費用 自由診療価格表参考(別途保険診療費用)
リスク歯牙破折長期保存は新たな虫歯を作らないように、セルフケアとメンテナンスが重要になります。
豊中市長興寺北3-1-12 歯科すやま
日本歯内療法学会専門医 陶山公一