2026年8月05日
レントゲンに写りきらないほどの巨大な根尖病変。下歯槽管(顎骨内の太い神経の通り道)まで広がり、他院では抜歯、あるいは大きな病院での手術の可能性がありました。

40代男性の症例
左下の奥歯に、顎の骨を大きく溶かす深刻な根尖病変が見られました。通常の治療では保存不可能とされるレベルですが、
当院にて根管治療を実施。
古い材料を外すと多量の排膿がありましたが、マイクロスコープと高倍率ルーペを使い分けながら視野8倍から16倍の拡大視野下で慎重に感染歯質を削り取り洗浄、そして電気泳動を応用した根管内のみならず歯の内部全体を消毒する方法にて経過を見極めていきました。
やがて排膿は徐々に少なくなり、症状も和らぎ、無事歯の根の治療を完了させることが出来ました。
更に仮のプラスチックの歯で確実な治癒の経過を観察後最終の歯を装着出来ました。
• 術後1年: 透過像(骨が溶けた部分)が消失し、自身の骨がしっかりと再生しているのが分かります。
• 術後11年(現在): 9年目に質の高い被せ物へのやり直しは行っていますが、根尖部歯周組織は問題無く安定。再発の兆候はありません。
治療期間8カ月(長期経過観察期間含む)
治療費用 自由診療価格表参考(保険治療費用に加えて修復物は自由診療となります)
リスク 将来の歯牙破折
ここまで安定して長年良い状態を保てるのは歯の内部の治療のみならず、高精度のかみ合わせの力のコントロールとメンテナンスにより歯肉も健康に保たれていることが大きなポイントとなります。根管治療だけがよくても他に問題があれば、歯は長持ちしません。当院では、1)根管治療や虫歯治療など歯そのものの治療2)歯を支える肉や骨を健康に保つ歯周病治療、そして何より3)かみ合わせ(咬合)のコントロールです。
この3本柱の治療方針を軸に、
患者様お一人おひとりのお悩みに真摯に向き合い、全力で治療に取り組んでまいります。また、どのように治していくかはお一人おひとり違います、ご相談いただければ私が考える最適解をお示しします。
豊中市長興寺北3-1-12 歯科すやま
日本歯内療法学会専門医 陶山公一